2015年10月13日
今やエンジン性能の引き出しに必要不可欠となったECUチューニング。
そのECU書き換えツールの1つであるHKS Flash Editor のS660用がリリースされて早2ヶ月。
Kansaiも発売直後からデモカーにてテストを重ねてきましたが、
エンジン出力を左右する排気系パーツが揃ったところでマッチング確認と
最終セッティング作業を行うことにしました。
まずはノーマル状態にスピードリミッターのみ拡張したPhase1からスタート。
75.5PS / 5200rpm 12.4kg-m / 3200rpm
この数値を基準として、ドライバビリティの向上を狙ったデータPhase2に変更すると・・・
77.7PS / 5300rpm 12.2kg-m / 2700rpm
レギュラーガソリン仕様のためか、ノッキングに対する余裕が少ないものの
過給圧設定とスロットルマップの変更により、5000rpm以上の回転域で
大幅な出力アップが可能となります。
次にPhase2のままHKS LEGAMAX Premiumマフラーに交換してみると
77.3PS / 5300rpm 12.2kg-m / 2900rpm
φ80真円二重管テール2本出しのデザインのマフラーは、低速域に振ったエンジン特性から
高回転域を重視に設計されている様子。事実パワーチェックシートを比較してみると
6000rpm以上の回転域で1.5〜2.5PS 程度の出力アップが認められます。
しかし、マフラー交換前と比べノック限界はさらに厳しくなり、測定時の条件によっては
出力ダウンする回転域も出てきました。
このあたりがレギュラーガソリンでの限界点と判断し、これ以上はハイオクガソリン仕様で
セッティングすることにしました。
次回は、マフラー性能比較とハイオクガソリンでのセッティングレポートの予定です!!