前回のテストから心待ちにしているメタルキャタライザーですが、なかなか発売されないため
形状が同じインプレッサGVB用を使ってテスト再開することにしました。
エンジンルームのレイアウトはほぼ同じなので、作業はいたってスムーズ。
マフラー交換のみの状態でセッティングしたそのままのデータで走行してみると、
過給圧の立ち上がりが鋭くなり、予想どおり中低速のレスポンス&トルクUPが
感じられるようになりました。この状態のままでパワーチェックすると・・・
318PS / 5800rpm 46.4kg-m / 4200rpm とまずまずの結果です。
次に吸気系パーツとブーストコントローラーを併用してマッチングを確認するため
レーシングサクション+EVC6-IRを装着。定石どおり、エンジンへの負担となる
オーバーシュートを抑え、高速域では過給圧のタレを少なくする方向でセット。
それにあわせ込んだ専用データを作成した結果・・・
325PS / 6100rpm 46.5kg-m / 4200rpm トルクの最大値は変わらないものの、低速・高速域ともに出力の向上が見られます。
同仕様のGVBと比較してもよく似たラインで、ノーマル状態から約30PS引き上げに成功!!
あわせてインプレッサ用のカーボンエアダクトも小加工にて取付できることも確認。
これによりGVBのブーストアップ仕様と同じメニューがWRX STIでも可能となりました。
気になるメタルキャタライザーの発売は、来年1月下旬予定とのこと。
またECUテストを終えたデモカーは、現在タイヤサイズアップとサスペンション&アーム類の
見直しなどで仕様変更の真っ最中です。
乞うご期待!!
前回のテスト内容はこちら→