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HKS GTIII-RS SPORTS TURBINE KIT for EVO X TEST REPORT
2017年08月06日
リニューアルが続くHKSの新型スポーツタービンシリーズ。
今回はデモカー LANCER EVOLUTION X(TC-SST)でテストしたGTIII-RSのレポートです。
比較対象となるターボは前作のGTII 7460KAI。
基本スペックは他車種同様で、MHI製センターハウジングに
HKS製オリジナルブレード・ハウジングの組み合わせとなります。
交換後、ナラシ中に気付いたのは、以前と比べ若干低速トルクが細く感じたところ。
これはメーカー公表値も同じような結果で、7460KAIがレスポンスを重視した仕様に対し、
GTIII-RSはよりパワーを狙った設計であることが考えられます。
事実セッティングに入り、回転数を上げていくと7460KAIより
高回転域で過給圧のタレが少なく、パワーの伸びの違いを感じることができます。
パワーチェック比較では、4000rpmまでは7460KAIが上回り
それ以上の回転域ではGTIII-RSに軍配が上がる結果となりました。
数値で表すとわずかな差ですが、このGTIII-RSの特性は
リニアなトルク感がより強まることで、ターボチューンの魅力を高めます。
数値解析の進歩と工作機械の進化によるターボの高効率化は
エンジン・燃料系の強化など使用環境が整えば、さらなる高出力化への期待が持てます。
もちろん守備範囲の広いスーパーワイドレンジターボなので
ノーマルエンジンベースから使用可能です。
ブーストアップやカム交換の次のアイテムとして最適といえる
GTIII-RSスポーツタービンキット。
是非お試しください。